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病院へ

水曜の朝、病院へ行き主治医と話をする。主治医は宗教上の理由で最後まで見切れないことを私に詫びて、評判のよい病院を紹介してくれた。先生や看護師さんも親切で対応が良いとのこと。病院を出てその足で紹介された病院へ。紹介状や大学病院からの診断書などを見ながらこれから始まる処置や手続きについて説明があった。「赤ちゃんはお見せできないんですよ」って言われた。週数が浅いから子宮口はまだ固い上に赤ちゃんの骨格は未完成だから、綺麗に出てこない場合の方が多いのだそう。そんな状態の赤ちゃんを見せるわけにはいかないからご了承くださいと言われた。医療関係者にとっても辛い仕事なんだろうなーって思った。その後、赤ちゃんと子宮の状態を見るため超音波検査。先生が「見たいですか?」と聞かれ、最後にちゃんと見ておきたかったから「はい」と答えた。小さな心臓はドクドクと動いていて、動いてる足は指まではっきり見えた。

手術のための同意書に彼のサインがいるのだけど、彼は海外出張中。帰国してからでも手術は可能だけど、週数がすすむと更にリスクが上がるということで電話での同意になった。
明日の朝入院して子宮口を開くための処置をすることになった。今日は帰っていいということなので、会社へ行って明日からの休みとその段取りをしようと思ったが、駅まで行ったものの足が向かない。泣かずに話ができるだろうか。上司の携帯に電話をかけて明日から入院することになった、段取りだけ話してすぐ帰ることの許可をもらって、ようやく会社へ。妊娠の経過がよくないことは「赤ちゃんが亡くなるかも」と言われたときに伝えてあったけど、自分で赤ちゃんをあきらめることにしたとは辛くてとても言えず、赤ちゃんが亡くなってしまったと言った。本当のことを言えない自分が弱いとも思ったけど、やっぱりどうしても言えなかった。彼も言わなくていいよ、ただでさえ辛いんだからと言ってくれたので少し楽になった。

木曜の朝、ラミナリア挿入の処置を受ける。子宮口が固く、なかなか入らないだろうと言われていたけど、なんとか5本は入ったらしい。ネットで見ているともっとたくさん挿入している人もいるみたいなので個人の状況により違うんだろうと思った。処置は痛かったけど深呼吸をしながら我慢した。「よく我慢したね、起きられますか?」と言われて初めて痛みで動けないことに気づき、少しそのまま内診台で毛布をかけてもらって休ませてもらう。その後歩いて病室に移動する途中で痛みのショックか気分が悪くなる。看護師さんが荷物を持ってくれて、ゆっくり深呼吸をしながら病室へ。ぐったりと横になると少しは吐き気がましになる気がした。一時間くらい横になっていたら彼から電話。痛みのせいか話し方が麻酔でもかかっているようにぼんやりしているらしく、彼は事前処置でも麻酔をしたのかと思ったらしい。入院して処置が始まったことを話してまた眠りに落ちる。目が覚めたとき、お腹の赤ちゃんが動いた気がして切なくなった。夕方、ラミナリアを風船に入れ替える処置をするはずだったが、思ったより子宮口が開いていなくて風船は入らなかったので再度ラミナリアを7本挿入。処置の途中で破水したらしく熱い羊水がたくさん流れてきた。じゃーっという音がしたような気がした。

処置室を出るとき、助産師さんに「痛くて辛かったでしょう、大丈夫?」と言われ、「痛いけど、赤ちゃんをあきらめなきゃいけないことの方が辛い」と泣いてしまった。障害があっても生きていてくれるなら産みたかったことなど、異常の可能性を告げられてからずっと思ってたことを泣きながら話した。年配の助産師さんは私の肩をさすりながら「赤ちゃんがお母さん泣かないでって言ってるよ。今は泣いてもいいけど、どこかで気持ちを切り替えなきゃだめだよ。赤ちゃんはね、お母さんを選んでお腹に来るの。このお母さんだったら、辛いことも受け止めてくれる、障害がある自分のことも大事にしてくれるって思ったからあなたのところに来たんだよ。だから決めた以上はちゃんと見送ってあげて。いつまでも泣いてたら次の赤ちゃんが来ないよ」って言ってくれた。ご自身も妊娠に気づかず予防注射を受けてしまい、心奇形の可能性があると言われて産む・産まないで相当悩んで当時はエコーもなかったから、産まれるまで全くわからず不安だったことなどを話してくれた。話を聞いてくれて泣かせてくれたことで少し救われた気がした。

夜の点滴のときに従妹が来てくれた。来なくて大丈夫と言ったんだけど彼が出張中だというとどうしても付き添うといって神戸からわざわざ来てくれたのだ。ひとりでも大丈夫なつもりだったけど、やっぱり心強くてありがたい。何かあったら彼に連絡してねって連絡先などを伝えた。


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